ゴールデンボールと枇杷

朝方まだ暗い中ダイニングのテーブルの上でトビーがでろーん、と長くなっていた。テーブルの上に横たわるとトビーのでかさが良く分かる。
こんな所で寝てるのー。
と、言いながら、私は流し台の方に回ろうとした時にあることに気がついた。
テーブルの上にはお皿に乗った枇杷がふたつあり、その枇杷の皿にトビーのおしりがのっかり、枇杷にぴったりとトビーのしぼんだゴールデンボールが寄り添っている。
…。
幸い枇杷の皮はむかれずお皿においてあったので、枇杷を洗い直してお皿に戻しサランラップを掛けておいた。
仕事先から戻ってきたら枇杷は誰かのお腹の中に収まったようで無くなっていた。
皮付きだからね。洗ったしね。特に問題は無い。 はず。